こんにちは!
今回の記事では「TOEFL iBTスピーキングセクションの過去問」を紹介しますね。
TOEFLをこれから受験しようと考えている方や、スピーキングの模試を探している方の助けになれば幸いです。
問題の模範回答も合わせて紹介しますので、TOEFL対策の参考にしてくださいね!
目次:
TOEFL iBTスピーキングの概要
スピーキングの勉強方法
まず過去問を解く前に、スピーキングの勉強方法について理解しましょう。なぜなら、単に問題を解くだけで学習効果が全くないからです。
正しい勉強方法を理解して、着実にできていない部分を改善できるように対策していくことが結果的に一番早く目標のスコアを取得できます。
早速ですがスピーキングの勉強は、以下の手順で行います:
- 手順1:過去問を解く(音声を録音する)
- 手順2:録音した音声を聞いて分析・改善
- 手順3:話すことを事前にまとめて再度過去問を解く
- 手順4:録音した音声を聞いて分析・改善
- 手順5:模範回答を確認・音読
- 手順6:模範回答を元にもう過去問を解く
最低でも2〜3回は同じ質問で練習をしましょう!練習の時は音声を必ず録音して、改善できるポイントを修正していきます!
スピーキングの勉強は「録音」がキーポイントです。録音した音声を採点基準を参考にしながら分析することで、学習効率が非常に高くなります。
スピーキングの採点基準
以下はTOEFLスピーキングの採点基準を簡潔にまとめたものです:
質問に対する回答 (General Description) | ・質問に対して適切な回答ができているか |
明瞭さと流暢さ (Delivery) | ・流暢に話せているか ・分かりやすい発音かどうか |
語彙や表現のバラエティ (Language Use) | ・構文や語彙を適切に使用できているか ・複雑な構文を使用できているか |
主張の展開 (Topic Development) | ・一貫性のある主張が展開できているか ・主張と理由が明確かどうか |
より詳しい評価基準の定義を知りたい場合は、以下の記事が参考になると思います:
スピーキング対策は内容に目が行きがちですが、発音も重要な採点基準の一つです。発音に自信がない場合、他の対策よりもまず先に発音を習得することをオススメします。
発音を習得するとリスニング力も伸びるので、リスニングが攻略のポイントになるTOEFLでは、まず先に習得しておくべきスキルです!
お待たせしました!それでは早速、問題を解いてみましょう。
TOEFLスピーキングの過去問
Independentスピーキングの過去問
Independentスピーキングの簡単な概要は以下の通りです:
準備時間 | 15秒 |
回答時間 | 45秒 |
特徴 | ・質問に対して自分の主張を展開する |
概要を理解したところで過去問をみてみましょう。
質問内容
Do you prefer to be a team leader or a team member? Use details and examples to support your explanation.
模範回答
参考までに以下が模範回答です:
I prefer to be a team leader for two reasons.
The first reason is my friends say I have always demonstrated leadership qualities. I do not care what people think about me, I just do my own thing and people end up following along.
The second reason is I enjoy helping people. I am one of the leaders on my hockey team and my job is to ensure everyone is calm and relaxed before and during each game. I accomplish this by demonstrating those qualities on and off the ice and with a few words of encouragement.
Therefore, these reasons are why I prefer to be a team leader.
主張をサポートする理由と具体例を複数あげることで、主張の妥当性を高めていくことがポイントです!
Integratedスピーキングの過去問
Integratedスピーキングの簡単な概要は以下の通りです:
準備時間 | 30秒 |
回答時間 | 60秒 |
特徴 | ・リーディング、リスニング、スピーキングの複合問題 |
それでは実際の問題をみてみましょう。
リーディング(50秒)
A social interaction is any situation in which people are aware of each other’s presence and engage in some sort of contact, even silently. Obviously, people talking is an interaction, but even if two people consciously ignore each other, they are silently interacting. Only those situations where two or more people are consciously interfacing are considered social interactions.
リスニング
質問内容
Using the main points and examples describe social interaction.
模範解答
参考までに、以下が模範解答になります:
From the reading passage, social interaction is described as two people being aware of each other in an interaction. The professor used two examples to demonstrate social interactions.
The first example described two friends writing letters to each other. In this case, both friends were aware that they were each sending each other letters and so is considered a social interaction.
The second example demonstrated a non-social interaction by describing a friend sending an anonymous letter to another friend. In this case, only one friend was aware and so it is not considered a social interaction.
Therefore, these two examples demonstrated the difference between a social interaction and a non-social interaction.
スピーキング過去問の解説
さて、問題はいかがでしたか。
慣れない作業で大変だっと思いますが、重要なことは解いた後の復習です。少し休憩したら、先ほどの手順をもう一度見返して復習をしていきましょう。
ちなみに先ほどの手順は以下の通り:
- 手順1:過去問を解く(音声を録音する)
- 手順2:録音した音声を聞いて分析・改善
- 手順3:話すことを事前にまとめて再度過去問を解く
- 手順4:録音した音声を聞いて分析・改善
- 手順5:模範回答を確認・音読
- 手順6:模範回答を元にもう過去問を解く
回答が難しい場合は、質問の答えを事前に紙に書き出してみることをオススメします。
紙に書くことで、自分の考えていることを整理することができるので伝えたいことが明確になります。
逆にいうと、言葉に詰まるということは「考えがまとまっていないことが原因」です。
日本語でも考えたことのない質問に対しては、英語ではもちろん十分に回答することができないのですね!
解説1:アウトプットの型を覚えよう
様々な質問がされますが、基本的にはどの質問に対しても以下の型で回答することになります:
- イントロダクション(導入)
- ボディ1(理由1 + 例)
- ボディ2(理由2 + 例)
- コンクルージョン(結論)
実際に英語に落とし込むと、以下のようになります。
イントロダクション(導入):
・Although + 反対意見, I agree with (believe) + 肯定的な意見.
ex. Although some people think that friends are the most important influence on young adults, I believe that family members are the most important influence.
ボディ1(理由1 + 例):
・To begin with + 1つ目の理由. For example + 具体的な例.
ex. To begin with, children learn everything from their parents and what they learned from parents forms their identity. For example, when I was 5 years old, my parents taught me how to play soccer. I have been playing soccer since then because playing soccer is fun.
ボディ2(理由2 + 例):
・In addition, + 2つ目の理由. (For instance, など) + 具体的な例.
ex. In addition, discipline from parents forms children’s habits. My parents were so strict …
コンクルージョン(結論):
・In conclusion, 結論.
ex. In conclusion, children learn the bases of identity more from parents than their friends. So I think that parents influence their children the most.
覚えておくと良いことは、意見の内容は採点基準に含まれないということです。
重要なことは、「主張の一貫性」と「ロジック」です。イントロダクションで話した主張と、サポートする理由、結論まで立場を変えずに話すことが重要です。
最後に
スピーキング対策は紙に書くことが効果的
さて、いかがでしたか。
今回は、Independentスピーキングと、Integratedスピーキングの2つの過去問を紹介しました。
繰り返しになりますが、復習は自分の意見を紙に書き出してみるといいでしょう。
何度も紙に書き出していくうちに、自然と論理の型が身につき、より楽にスピーキングをおこなうことができます。
論理の方が身につくと、ライティングのスコアも伸びやすいので、本当にオススメですよ。
TOEFL対策で何かお悩みがあれば、お気軽にご連絡くださいね!