【TOEFL iBT対策】スピーキングの攻略方法をサンプル問題付きで解説

【TOEFL IBT対策】スピーキングパートの攻略方法をサンプル問題付きで解説

TOEFLのスピーキングパートは「アウトプットの型を覚える」ことで最も効率的にスコアを伸ばすことができます。

今回はサンプルの問題も用いて、TOEFL IBTのスピーキングパート対策方法について紹介します。

TOEFLスピーキング対策をする前提条件

と、ここまで書きましたが、いきなりスピーキング対策をしても効果は全くありません。

必ず以下の前提条件を満たした段階で、スピーキング対策を行うようにしましょう。

前提条件1:発音の習得

TOEFLスピーキングの採点基準を確認すると、採点項目に「Deliverlity(言語の運用)」に関する説明があります。

簡潔にいうと「流暢に英語を話すことができるか」を評価する項目です。

流暢にということは、「聴き取りやすい発音・イントネーション」で話すということです。つまり、発音をきちんと習得してるかについて評価します。

いくらアウトプットの型を身につけても発音が悪いだけでスコアは伸びません。学習効率も悪いので、自信がない場合は今すぐに発音を習得しましょう。

発音は以下に学習のステップをまとめました。参考にしてください。

参考リンク:
英語のリスニング上達方法まとめ【中上級者向け】

前提条件2. 基礎的な語彙力の習得

TOEFLスピーキングパートは2つの形式に分かれます。その2つというのが「Independent」と「Integrated」です。

Independentはシンプルに質問に対して英語で答える形式。Integratedは、最初にリーディング、次にリスニングを聴いた後にスピーキングで答える形式です。問題数はIndependent形式が1つ。Integrated形式が3つ出題されます。

つまり、スピーキング以前にリーディング、リスニングが適切に理解できないとスコアを伸ばすことがはできないということです。

語彙力は日々の学習の積み重ねです。分からない単語は理解することができないので、最低限の語彙力は身につけましょう。

前提条件3. フィードバックをもらえる環境を創る

アウトプットスキルは「フィードバック」と「振り返り」の2つでしか改善することができません。

必ず採点基準に沿って、適切なフィードバックをもらえる講師を見つけてサポートをお願いしましょう。

「自分ではできている!」と思っていても、全然スコアが伸びない。という事例は過去にたくさんあります。客観的に自分の英語を振り返り、英語話者の視点から不自然な表現を指摘してもらうことが最も効率が良いです。

TOEFL IBTスピーキングパートの対策方法

さて、前提条件はクリアできたら早速スピーキングパートの具体的な対策方法を紹介していきます。

注意点としてスピーキングの練習をする時は、必ず「録音する」癖をつけましょう。冷静に自分の英語を聞き返して、改善できるポイントを探すことが重要ですので。

Independent Speakingの対策方法

Independentタスクは「身近なテーマに関して解答する形式」の問題です。質問の後に15秒の準備時間があり、45秒で回答します。

Independent Speakingの概要:

問題数:1問
テーマ:2者択一の質問
時間:準備時間(15秒)/ 回答時間(45秒)

テーマに関して注意することは「日本語で考えたことがないテーマは答えられない」ということです。母語で伝えられないことを英語で伝えようとすると、内容が支離滅裂になります。

「全てのテーマについて考えるのなんて不可能だ!」なんて思いますよね。しかし、ここで覚えておきたいことは「話す内容は採点基準に含まれない」ということです。

内容が関係ないのならば、重要になるのは「伝え方の型」つまりテンプレートですね。テンプレートを覚える重要性がわかったところで、問題形式と回答のテンプレートを紹介します。

2者択一問題のサンプル問題と回答

サンプル問題:
Some People Think that books and other methods of print are slowly being replaced by the Internet, TV, and other media. Others think that there will always be a need for printed material. What do you think and why? Give examples and details in your response.

もし時間があるのならば、上記の質問に対して自分ならどう答えるかを考えてみると良いでしょう。以下に回答例を載せておきます。

回答例:
Although I hope that there will always be a need for print media, I believe it will eventually be replaced by digital forms.
The digital revolution has changed the way that information is shared and accessed with the proliferation of smartphones. It means that people no longer have to buy books or newspapers as they can now access these digitally via the Internet.
Recent generations that have grown up with technology now find books and other printed media obsolete as digital technology has merged all forms of printed material into one tiny device where the Internet and TV can all be accessed.

2者択一問題の主張の型

少し難しく見えますが、話していることは、「主張のポジショニング」「理由」「理由のサポートセンテンス」の3点のみです。それぞれに型があるので、詳しく見てみましょう。

主張の型:
「主張のポジショニング」
・Although + 反対意見の譲歩, I believe (that) + 主張
「理由」
・It is because + 理由の抽象的な説明 + (which means/ . it means ) + 理由の具体的な説明.
「理由のサポートセンテンス」
・For example + 理由の具体例

以上です。

もちろん他に言い換える表現はたくさんありますが、まずはシンプルな型を身につける方が結果的に早く対策ができます。

参照: 【タスク1対策まとめ】TOEFL Independent スピーキング

Integrated Speakingの対策方法

Integrated Speakingは、単なるスピーキングだけではなく「要点をつかむ」「簡潔にまとめる」という2つの能力が重要になります。

Integrated Speakingの概要:

問題数:3問
テーマ:アカデミックに関連するテーマ
時間:準備時間(30秒 or 20秒)/ 回答時間(60秒)

内容:
1)パッセージを読む
2)パッセージに関連するリスニング
3)リスニング内容を要約する
4)話し手たちの言動を説明する

リスニング内容の要約と説明が、主な内容になります。早速サンプルの問題と、回答を見てみましょう。

Integrated Speakingのサンプル問題と回答

まずはリーディングです。以下の文章を15秒で把握する必要があります。

Attention All Foreign Language Student:
Starting next semester, the language department will be making changes to the language exchange program. The language exchange program will now only be open to students with a minimum 3.0 GPA.

次にリスングパートに移ります。リーディングで読んだ内容を元に対話が行われます。以下のYoutubeで音源が直接聴けます。動画を再生できない場合は、動画の下にあるトランスクリプトを参考にしてください。

音声のトランスクリプト:
Jenna: Hey, Tom, do you have a minute?
Tom: sure Jenna what’s up?
Jenna: I wanted to ask you about your international exchange experience. I know you went to Japan last year as part of your Japanese language studies. I’m actually thinking of going to Spain to do the same.
Tom: I highly recommend it. It was the best experience of my life but I know they’ve made some recent changes to the requirements. Did you get the email?
Jenna: What email?
Tom: The one that says now students need a GPA of 3.0 or above to be eligible for the exchange.
Jenna: Oh, I think I’ll be okay. I dropped to 2.8 but I think I’ll get it back up to 3.0 this semester. Why did they do that? That’s really not fair. All students should be allowed to go.
Tom: I agree. It’s the best part of studying the language at college. Immersing yourself in the country and the culture. Only allowing high achieving students. That privilege is really not fair.
Jenna: I mean I guess they want to create an incentive for studying hard and putting in the effort. If you study hard and get good grades then the exchange is your reward.
Tom: True. But it could also be great for low achieving students. If they travel to the country they’ll pick up the language so much better than just learning it in the classroom. Immersion is the best way to learn. Then they could come back and use a better knowledge of the language to improve their grades.
Jenna: Yeah that’s a good point. Going to Spain would actually improve my Spanish and ultimately improve my grades. They shouldn’t take that opportunity away from students with lower grades. It’s a learning opportunity.
Tom: Well, now that’s the new policy so you better work hard to get to grades back up.

リスニングが終わって、ようやくスピーキングです。スピーキングは、リスニングに要約と状況を説明します。以下のような指示文を30秒間で読んで、話す内容を準備します。

サンプル問題:
The man has a problem stemming from the information in the email. State his opinions and explain why he thinks this.

回答例:
The students are discussing the change to the language exchange program. Foreign language students received an email saying that only students with a minimum GPA of 3.0 are eligible for the exchange program. The students don’t really think that this is fair.
On the one hand, the female student thinks it might be a way of motivating lower-scoring students to work harder to increase their GPA. However, she also agrees with the male a student that it isn’t really fair to deprive lower restore lower-scoring students of the opportunity.
The male student thinks that the exchange program will help lower students to improve their language skills by living in a country where the language is spoken. This would, in turn, improve their grades. So he thinks that it’s a better way to get lower-level students to increase their GPA and do better at university

Integrated Speakingの要約の型

1分間話す必要があるので、文章量もそれなりに多くなりますね。しかしここでも決まった型があるので、型に当てはめて主張を展開していきます。

要約をする時は、「現状」「課題の特定」「質問への回答」の順に行います。

主張の型:

「現状」
・The (students) are discussing + リスニングのテーマ. + 追加情報.
「課題の特定」
・One the one hand, + 葛藤1. However, 葛藤2.
「質問への回答」
・The (male students) thinks that + 質問対象の主張

重要な点は、リスニングの要点をメモしておくことです。

自分で主張を更生しようとせず、本文の内容を参考にしながら文章を組み立てることで文法のミスを減らすことができるので、安定して高スコアを取得することができます。

参照: 【タスク2対策まとめ】TOEFL Integrated スピーキング

英語の「今まで」と「これから」

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