ビジネスシーンで使える英語レベルの目安と上達方法

ビジネスシーンで使える英語レベルの目安と上達方法

こんにちは!

SOLO IELLTS TOEFLルークです!

「英語を使ってバリバリ仕事がしたい!」方や「今の職場で毎日なんとか英語を使っている」方は、ふとこんな疑問がよぎることはありませんか?

「どれくらいの英語レベルになればビジネスで通用するのだろう」

企業の募集要項で「ビジネス英語ができる方」という表記がありますが、抽象的な概念で実際はどのくらいの程度なのかは全く想像がつきません。

そこで今回の記事では、ビジネスで通用する英語レベルの目安と上達法をまとめていきます。

「これから英語を勉強に力を入れる方」や「現状よりもレベルアップしたい方」の参考になれば幸いです。

ここでの目安は、私が過去にカウンセリングや指導で関わってきた受講生の方を想像しながら書いていきます。いわゆる世間一般で認識される目安とは、若干異なるのでご了承ください!

それでは詳しくみていきましょう。

ビジネスシーンで通用する英語レベルの目安と上達法

早速結論を述べると、これまでの経験上ビジネスで通用する英語レベルの目安は最低でも以下の指標が必要だと考えられます。

  • TOEIC:900点以上
  • VERSANT:50点以上
  • TOEFL:100点以上
  • IELTS:バンドスコア7.0以上
  • CEFR:B2以上

世間一般的に「TOEIC700点」がビジネス英語ができるレベルと認識されるようですが、おそらくそれでは不十分と考えられます。なぜなら、TOEICは「英語試験の中で比較的リスニングが容易」でかつ「スピーキング力の有無を確認できない」からです。

実際はTOEIC900点以上取得している方でも、ビジネスで「うまく英語が表現できない」と感じていたり、「取引先の話している内容がわからない」など、基礎的なコミュニケーションの部分で課題を感じているケースが多い印象です。

また、MBA要件のTOEFL100点(IELTS7.0)を取得できていても、実際に現地で生活すると英語力不足を実感して、現地で英語学習のサポートを受けている方も少なくはない印象です。

「ビジネスで使える英語レベルか」は一概にテストの点数では分かりません。コミュニケーションスキルや、メタ認知能力など、言語とは離れたソフトスキルも影響を与えるためです!

ビジネス英語と日常英語の違い

ビジネス英語と日常英語の違いは、「コミュニケーションにおけるゴールの明確さ」です。つまり、ビジネスで発生するコミュニケーションは、概ね何かしらの課題を解決するために発生すると言えます。

また、ビジネス英語は日常英語と比べて、以下の3つの観点を意識する必要があります。

  • トーン:相手に応じて適切な表現を運用できるか
  • 明瞭さ:要件や目的がすぐに理解できるか
  • 論理性:聞き手が納得できるかどうか

上記の3つの観点はいずれも、ビジネスを効果的に進めていく円滑なコミュニケーションのために必要な観点です。

特に文化や価値観が違う相手とのコミュニケーションは、明瞭さが欠けてしまうと認識のズレが起こりやすく不協和が生まれる恐れがあります。

結果として、他者と協力して価値を出すビジネスの構造において、満足のいく結果が出なかったりチームとしての一体感を出すことが難しくなります。

相手に応じて同じメッセージでも柔軟に表現を変えることや、相手が理解できるロジックを構築して説明することがビジネス英語では求められます!

ビジネス英語のレベルを測定する方法

ビジネス英語のレベルを測定する方法は以下の方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

方法メリットデメリット
TOEIC(LR)・就職や転職の資格として利用できる
・語彙力など英語の基礎力測定に優れている
・費用が6,490円かかる
・スピーキング力を測定することができない
VERSANT・一部企業で昇進などに利用できる
・いつでも受験することができる
・費用が5,500円かかる
・リスニングとスピーキングのみ測定可能
TOEFL/IELTS・MBAなどの応募要件として認定されている
・世界的に認知度が高い
・4技能を測定可能
・費用が$235(TOEFL)/ 25,380円(IELTS)かかる
・試験会場や日程が限定されている
無料診断ツール・費用がかからない
・いつでも受験することができる
・語彙や表現のインプットのみ測定可能
・詳細な診断ができない

どれも一長一短なので、自分の性格やライフスタイルに合わせて試験を選択すると良いでしょう。

TOEICは比較的スコアが伸びやすいので、モチベーションを維持しやすく学習を継続しやすいと思います。Versantはスコアこそ上がりにくいですが、受験後すぐに結果を確認することができるので忙しいビジネスパーソンにピッタリだと思います。

IELTSやTOEFLは正確に4技能を測定できる反面、試験時間が長く何度も受けるには心理的な抵抗感が強いので、将来的にMBAなどを目指している場合は良いかもしれません。

無料診断ツールは、どれも気軽ですが限定的なスキルしか測定することができません。定期的に受験するというよりも、現状を把握する1回だけ使用すると良いと思います。

参考までに、無料診断ツールと特徴を以下にまとめておきます。

ツール特徴
Duolingo – CEFR Checker・英語の文章を入力する
・使用している語彙や文法から暫定的にCEFRのレベルを算出してくれる
Language Level・空欄に入る適切な表現を選択する
・正誤数から暫定的なCEFRのレベルを算出してくれる
BBC Learning English・英語表現に関する選択問題に回答する
・正誤数から暫定的なCEFRのレベルを算出してくれる

繰り返しになりますが、たとえスコアが高い場合でもコミュニケーションでの課題感は依然と残ります。スコアを取ることではなく、その先の課題を解決することは必ず念頭においておきましょう!

ビジネス英語の上達方法

ビジネス英語でレベルアップするためには、自分自身の英語力を客観的に分析して問題点を解決していく必要があります。

例えば、

  • 「英語が伝わらない」場合
  • 英語の発音に何か問題があるのか、それとも頭に浮かんだ日本語を英語に変換することができないのか
  • 「英語が聴き取れない」場合:
  • 英語の音そのものが聴き取れないのか、それとも聞いたことのない表現や語句が理解できなかったのか

上記のように、直面した課題の原因を具体的な言葉に落とし込んでいくことで、漠然としていた問題の原因が徐々に浮き彫りになってきます。

参考までにこれまでの事例を元にすると、以下のいずれかの原因になっているケースが多いです:

  • 発音の精度
  • 語彙力のインプット量
  • コロケーションなど特有表現のインプット量
  • 文法力
  • トピックに関する背景知識
  • 論理展開力(話の展開)

原因に応じて適切なアプローチが変わってくるので、どれだけ客観的に自分の英語力を分析できるかが上達する上でのポイントです。

以下の記事で詳しく解説したので、参考までにご覧になってください。

まとめ

大前提として「伝わる英語」を習得する

今回の記事のポイントを以下にまとめておきます。

  1. ビジネスで使える英語レベルの目安は「最低TOEIC900点以上」
  2. ビジネス英語は目的を達成することに焦点が当てられる
  3. 現状課題の正しい理解がレベルアップの鍵

ビジネス英語を伸ばす上で、意外と見落としがちなのが「そもそも伝わる英語を話すことができているか」という観点です。当然ですが、相手に理解されないとどれだけインプット量があっても言語は機能しません。

特に発音に関しては、専門的に学習した経験がない方も少なくないと思うので、少しでも不安がある場合は集中的に学習することをオススメします。

言語習得において音声の習得は一番重要です。私が中国語を学んだ時は、ピンイン(中国語の基礎発音)の練習だけで3ヶ月費やしました!

発音の精度が上がることで、自然と聴き取れる英語の量が増えます。つまり、インプットできる機会が伸びるので、より効率的に英語力を伸ばすことが可能です。

伝わる英語が話せることが、ビジネスシーンでは大前提です。相手のリアクションを観察して、自分の英語に問題が無いのか定期的に振り返りをおこないい、着実にレベルアップしていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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